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アメリカ(アメ車) - エンブレム・ロゴの由来と意味と歴史

会社名・ブランド名 由来・意味・歴史

※会社名・ブランド名をタップorクリックすると車両画像が表示されます。

キャデラック


Cadillac

キャデラックエンブレム
キャデラックエンブレム
キャデラックエンブレム








キャデラックのエンブレム・ロゴは、デトロイトの町を築いた「アントワーヌ・ド・ラ・モス・キャデラック」の家紋に由来する。初期の自動車用ロゴはヨーロッパの芸術家ピート・モンドリアンがデザインし、以下の要素を含んでいる。
・王冠:
古代フランスの6人の伯爵とトローズ王家の末裔を象徴。
・マートレット:
聖三位一体の象徴として黄色部に配置された鳥であり、片側の3羽が母親の血統の貴族を表し、もう片側が父親の貴族の血統を表している。これらの鳥のデザインは十字軍の時代に生まれたもの。
・カラーストライプ:
黒は優越、金は富、赤は大胆さ、銀は美徳、青は勇気を意味します。黒い縞模様は十字軍の奉仕に対する賞に由来する。
・月桂樹の花輪:
貴族と勝利の象徴。

その後2000年にエンブレム・ロゴのデザインは以下の通り変更された。
・王冠とマーレットの削除
・月桂樹の花輪をシャープなデザインに変更。

現在のデザインは2014年以降の量産モデルに採用されている。その際の変更点は以下の通り。
・紋章サイズの拡大
・月桂樹の花輪の削除

クライスラー


CHRYSLER

クライスラーエンブレム
クライスラーエンブレム
クライスラーエンブレム
クライスラーエンブレム
クライスラーエンブレム






クライスラーのエンブレム・ロゴは、その歴史の中で何度もデザインが変更されている。1920年代半ばから1950年代半ばまでの間、クライスラーが生産する車両にはブランドの最初のエンブレム・ロゴである「ゴールドシール」が採用されていた。そのデザインは会社設立時の初期メンバー18人の1人であるオリバー・クラークにより考案されたもので、シーリングワックスとリボンにより構成される。クラークの証言によると、このシールはクライスラーが誇る品質の代名詞とのこと。装飾される稲妻模様は「Z」を象ったものであり、チーフエンジニアのフレッド・ゼダーに因んで命名されたゼダーの試作車に対する敬意が表現されている。その後、ゴールドシールは1954年に廃止され、1955年から1980年代までのクライスラーの量産モデルには一貫性のあるエンブレム・ロゴが搭載されることはなかった。
ゴールドシールが復活したのは1990年になってからで、従来のシーリングワックスを模したデザインは踏襲しつつ、シルバーウイングの中心に配置された。このウィングドシールデザインは2009年頃までの量産モデルに装着されている。

2009年に発表された新しいエンブレム・ロゴでは、シルバーウイングはよりエレガントな形状に変更され、伝統的なゴールドシールは廃止された。代わりに青色の背景にクライスラーの文字を象ったプレートに置き換えられている。伝統的なゴールドシールは失ったものの、洗練されたデザインにより、よりモダンな印象を与えるデザインに生まれ変わった。

クライスラーにはペンタスターデザインもあるが、こちらはコーポレートロゴに使用されている他、1963年から1970年代までの量産モデルの助手席側フェンダーの下側に飾られていた。このペンタスターは1960年代初頭にリッピンコット&マルグリーズ社から提案されたもので、800を超える他の候補デザインの中から選ばれている。ペンタスターの形は5つの自動車部門を意味するものではなく、当時のクライスラーの社長 リン・タウンセンドが会社が有する全てのブランドを表す新しいシンボルが必要と判断した1962年に作成された。



サターン


SATURN

サターンエンブレム

アポロ計画サターンVロゴ




参考




サターンのエンブレム・ロゴはそのブランド名の通り、土星をイメージしてデザインされている。このデザインには他にも説があり、惑星の輪のように見えるものは、惑星を周回するロケットの軌跡という説もある。関連性は明確になっていないが、サターンの文字はサターンV型ロケットのロゴと似ている。

シボレー


CHEVROLET

シボレーエンブレム










シボレーのエンブレム・ロゴは伝承と将来像を表しており、1913年以降の販売車両に採用されている。その形が蝶ネクタイに似てることからボウタイ(bowtie)の愛称で親しまれている。そのボウタイの由来には4つの説があるが、どれが正しい説かは未だに明確になっていない。

最も有力な説:シボレーの共同創設者であるウィリアム・デュラントの妻の証言によるもので、1912年に休暇中のデュラントがバージニア州で出版された新聞記事からアイデアを得たというもの。有力な理由としては、デュラントがシボレーのボウタイを発表した同時期の新聞に、ボウタイによく似たデザインの広告 Coalettes「小さな石炭」が掲載されていたためである。

2つ目の説:1908年にデュラントがフランスのホテルに滞在した際、部屋の壁紙のデザインに触発されたというもの。

3つ目の説:デュラントの娘の証言によるもので、夕食時に父親がナプキンでボウタイの形を作ったというもの。

4つ目の説:シボレーの創設者であるルイ・シボレーはスイス出身であり、スイス国旗の十字架に敬意を表してボウタイをデザインしたというもの。

ジープ


Jeep

ジープエンブレム










ジープのエンブレム・ロゴは「Jeep」の文字を象ったもの。

テスラ


TESLA

テスラエンブレム










テスラのエンブレム・ロゴは社名の頭文字の「T」を意味するだけでない。テスラ CEO イーロン・マスクのツイッターでのコメントによると「T」はモーターの断面の一部を模しているとのこと。「T」の部分はモーターの回転子(ローター)、「T」の上の弧線がモーターの固定子(ステーター)を表現している。

ダッジ (ラム)


DODGE (RAM)

ダッヂラムエンブレム
ラムエンブレム
ダッヂエンブレム








ダッヂのエンブレム・ロゴは、雄羊の頭を象ったものが有名であるが、そのロゴに至る以前は様々なデザインが採用されている。ダッヂ・ブラザーズのイニシャル「D,B」を組み合わせた丸い盾型のデザイン、未来への進歩と前進を意味するブーメラン形状を2つ重ねた「Forward Look」、三角型の「Flatzog」、赤いペンタスターとダッヂの文字を組み合わせたものなど。
ラム(雄羊)は権威、力、恐れ知らず、活力を意味する。1930年代初頭、ダッジ車のボンネット上には雄羊のマスコットが装飾されていた。時が経ち、1990年代になるとボンネットマスコットは時代遅れになり、雄羊をモチーフとしたエンブレム・ロゴが誕生、1993年から2010年の間のほぼ全てのダッヂ車に装着された。
2009年にフィアットがクライスラーを買収した際、ラムは単独のブランドとして独立することになったため、ダッヂで使われてきた雄羊のシンボルはラムブランドに譲渡することになった。ラム製トラックの強度やパワーのイメージに勇ましい雄羊が合致したことが理由である。ラムブランド車の2011年モデルから雄羊のエンブレム・ロゴが使用されることが決まり、ダッヂも新しいデザインが必要となった。

ダッヂはナイキのロゴをデザインしたことで有名なワイデン&ケネディ社と共に新しい企業ロゴを検討することになった。ダッヂはラムのイメージを捨て去り、新しいブランドの方向性「永遠に若い気持ち」とパフォーマンス主導の歴史を刻むことを強調したかった。そのため、デザイン検討チームはダッヂ バイパーを開発したクライスラーのSTR (Streetand Racing Technology) グループの人気に注目した。結果として、Dodge文字の後に2本の赤いスラッシュマークを付与した企業ロゴが完成。赤いスラッシュマークはスピードと敏捷性を意味する。当初、新しい企業ロゴの使用範囲は広告や販促商品などに限定すると発表されていたが、2012年モデル以降のダッヂ製量産車のグリルに装着されることになった。

元々クライスラーの子会社だったが、現在はFCA (フィアット・クライスラー・オートモービルズ) グループに属する自動車メーカーである。

ハマー


HUMMER

ハマーエンブレム










ハマーのエンブレム・ロゴは「HUMMER」の文字を象ったもの。

高機動多目的車両HMMWV (High Mobility Multipurpose Wheeled Vehicle, 愛称 ハンヴィー) は、アメリカ軍向けにAMゼネラルが1985年から製造した汎用四輪駆動車・M998、及びその発展型軍用車両の総称。俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏はこのHMMWVを非常に気に入っており、1990年に彼はAMゼネラルに対してこの車両を一般販売するように要請した。当初、AMゼネラル側はこの要請に対して躊躇したものの、初代HUMMERが1992年から発売されることとなった。なお、発売された最初の2台のHUMMERはシュワルツェネッガー氏が購入している。 1999年にHUMMERの使用権がAMゼネラルからGMに譲渡されたことをきっかけに初代HUMMERはHUMMER H1に改名。2002年にH1を小型化し、走破性を持ちながらも洗練された快適性を併せ持つHUMMER H2が誕生。2006年には更に小型化したH3が誕生したものの、2010年にGMが経営破綻し、傘下のハマーブランドは廃止されることになった。

フォード


Ford

フォードエンブレム










フォードのエンブレム・ロゴは一般的に「フォード・オーバル」と呼ばれ、同社の最初のチーフエンジニア兼デザイナーであるチャイルド・ハロルド・ウィルズによって生み出された。ウィルズはフォードの友人であり、名刺のデザインも手掛けていた。その名刺で使われる筆記体によって「Ford」の文字はデザインされている。最も初期のフォード・オーバルは1907年に、ブリティッシュ・フォードの前身である代理店の従業員ペリー、ソーントン、シュライバーらによって「信頼性と経済性の証明」を宣伝するために使用されている。その後、フォードは1911年に遂にFordの文字と楕円形を組み合わせることによりエンブレム・ロゴを完成させ、フォード・モデルAのラジエーターバッジとして初採用された。このときのデザインは現在のものと同じくロイヤルブルーの背景であり、1950年代の終わりまで多くのフォード車に搭載された。その後、1970年代半ばまでフォード・オーバルが搭載されることはなく、代わりにFordの文字だけのロゴが搭載されていた。この約20年の間はフォード・オーバルは企業ロゴとして使用されることとなる。1976年以来、ロイヤルブルーとシルバーのフォード・オーバルは全てのフォード車のエンブレム・ロゴとして使用され、誰でも容易に認知できる、一貫性のあるブランドイメージの提供に寄与している。

マーキュリー


MERCURY

マーキュリーエンブレム










マーキュリーのエンブレム・ロゴは、3本の弧線で構成される「M」を丸で囲んだデザインであり、「M」はブランド名の頭文字に由来する。このデザインは「滝」「ワインディングロード」「ホッケースティック」などの愛称で呼ばれ、ローマ神話に登場する神、マーキュリー (メリクリウス) が被っている羽付きの兜をモチーフにしたものなど、様々な意味を持つ。3本の弧線は機動性を表現している。このデザインの原形は1940年代に誕生し、1980年代半ばに小変更が加えられた。このデザインが採用される前は、象徴的な羽付きの兜を被ったマーキュリーの横顔が描かれていた。

リンカーン


LINCOLN

リンカーンエンブレム










リンカーンのエンブレム・ロゴの由来には5つの説があるが、どれが正しい説かは未だに明確になっていない。

最も有力な説:1950年代にリンカーンとコンチネンタルが合併した際に採用されたコンチネンタルスターが基になっているというもの。

2つ目の説:1930年代から採用された紋章に描かれた盾の中央にある赤い十字架が基になっているというもの。

3つ目の説:東西南北の四方を示すコンパスを表現しているというもの。これは世界中のお客様に車両を届けるというブランドの方向性を示していると言われている。

4つ目の説:星の輝きのようなデザインはブランドの豪華さや輝きを表現しているというもの。リンカーンのエンブレム・ロゴのことをリンカーンスターと呼ぶ人もいる。

5つ目の説:特定の意味は込められていないというもの。

由来がいずれであっても、このエンブレム・ロゴは長年にわたってリンカーンブランドの高級さと品格の代名詞である。現在のデザインは1972年に誕生して以来殆ど変わっていない。

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