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イタリア - エンブレム・ロゴの由来と意味と歴史

会社名・ブランド名 由来・意味・歴史

※会社名・ブランド名をタップorクリックすると車両画像が表示されます。

アバルト


ABARTH

アバルトエンブレム










アバルトのエンブレム・ロゴはイタリアの国旗と創業者 カルロ・アバルトの誕生月の星座であるサソリ (スコルピオーネ:イタリア語)に由来する。

アバルトは1949年にボローニャで設立された会社 (アバルト&C.社)で、1951年に本社をトリノに移転した。トリノに移転して以降、アバルトとフィアット間の強い協力関係が築かれていくこととなる。会社設立して間もない頃は、主にフィアット製の小排気量車ベースのレース車両を製作/販売したり、部品の販売を行っており、1950年から1960年代にかけて113個もの国際記録とレースにおいて7400勝以上の記録を残し「ジャイアントキラー」「ピッコロモンスター」などと呼ばれていた。1971年にフィアットに買収された後は、同社の自動車競技部門としてレース専用マシンの開発を進めた。なお、アバルトは1981年から2007年にラリー活動に復帰するまでの間、一時定期に活動を停止している。1980年以降のアバルトはハイパフォーマンスグレードを示す証として扱われる機会が増え、2000年代以降はアバルトブランドでの車両販売が開始された。

社名・ブランド名の「アバルト」は創業者であるカルロ・アバルトの名前に由来する。

アルファロメオ


ALFA ROMEO

アルファロメオエンブレム










アルファロメオのエンブレム・ロゴは、同社発祥の地であるミラノ市の紋章を左右逆にしたものに由来する。そのエンブレムには赤十字と人を丸呑みしようとする大蛇ビショーネが描かれており、ビショーネは11世紀のミラノで影響力の強かった貴族ヴィスコンティ家の紋章でもある。
赤十字は中世の十字軍に由来するもので、ミラノ出身のジョバンニ・デ・ラウドが率いる軍隊は鎧の下に赤い十字架と白い下着を着用していた。ジョヴァンニは1099年の第一回十字軍の遠征時に軍を聖地エルサレムへ導き、城壁に十字架を立てたことで知られている。
食べられている人については複数の説があり、代表的な説としては、ビショーネは人を食べているのではなく、蛇が脱皮して自らを新しくすることと同様に、口から浄化された人が産み出されているという説。もう一つは十字軍に敗北したイスラム教徒のサラセン人またはムーア人という説である。

1910年、初代エンブレムはイタリアの自動車エンジニア兼デザイナーのジュゼッペ・メロージとロマーノ・カッターネオにより生み出された。カッターネオがミラノを走るトラムの駅でスフォルツェスコ城の扉を見上げていた際、ミラノの紋章が目に入ったことが自社のエンブレムとして採用しようと考えたきっかけである。
エンブレムは1910年に生み出されてから現在に至るまで、基本的なデザインは変更されていない。目立った変更遍歴として、1925年にカーレースの世界選手権での初勝利を祝って金色の月桂樹の冠が追加されたこと。第二次世界大戦でエンブレムの製造機械が破壊された影響で1946年に登場したエンブレムが一時的に赤一色となったこと。1972年には外円に刻まれた文字「MILANO」と波線が削除されたことである。

社名・ブランド名の「アルファロメオ」は「Anonima Lombarda Fabbrica Automobili」の頭文字である「A.L.F.A.」と創業者である二コラ・ロメオの名前を合わせたものに由来する。「A.L.F.A.」は1910年に設立された際の当初の社名であった。

デ・トマソ


DE TOMASO

デ・トマソエンブレム










デ・トマソのエンブレム・ロゴは、アルゼンチンの国旗カラーである白と水色に由来する。中央の象形文字については複数の説があり、代表的な説としては、アルゼンチンにあったデトマソ家の牧場で牛や馬に焼印するマークという説。他にも、古代エジプトの女神イシスを表す説、創業者のアレハンドロ・デ・トマソの妻イザベルのイニシャルを表すという説がある。

アルゼンチンの政治家の息子として生まれたアレハンドロ・デ・トマソは、父の死と政変をきっかけにイタリアに渡る。そこで知り合った大富豪の娘と結婚し、彼女の出資によりデ・トマソ・アウトモビリが設立され、1963年から市販スポーツカーの製造を開始した。1971年にフォードとの提携後に発売した新型車「パンテーラ」はデ・トマソの代表車種となった。そのパンテーラの生産が打ち切られた1993年にアレハンドロは体調を崩して入院、2004年にアレハンドロが死去すると会社は解散した。2009年にフィアット幹部が商標権を取得し、新型車「ドーヴィル」を発表するものの2012年には資金難に陥り量産されず。2014年には香港に拠点を置くIdeal Venturesによって買収され、「Project P」と呼ばれる開発の成果として新型車「P72」を発表、2020年より72台を生産する計画である。

社名・ブランド名の「デ・トマソ」は創業者であるアレハンドロ・デ・トマソの名前に由来する。

フィアット


FIAT

フィアットエンブレム










フィアットのエンブレム・ロゴはその歴史の中で何度もデザインが変更されている。2006年に発表されたエンブレムは、過去1931年から1968年の間のフィアット車に装着されていたシールド型のエンブレムがベースとなっている。この伝統に満ちたデザインは「change in continuity (継続的な変化)」の概念、並びに人と技術の伝承を表現している。

社名・ブランド名の「フィアット」は「トリノの自動車製造所」をイタリア語で表したFABBRICA (工場)、ITALIANA (イタリアの)、AUTOMOBILI (自動車)、TORINO (トリノ)の頭文字に由来する。フィアットはジョヴァンニ・アニェッリら9人の実業家の出資により1899年にトリノで設立された。

フェラーリ


Ferrari

フェラーリエンブレム
フェラーリエンブレム









フェラーリのエンブレム・ロゴの黄色はフェラーリ発祥の地であるモデナ市の色、上部の3色はイタリア国旗の緑・白・赤に由来する。
エンブレムの形は長方形と盾形があり、本来の用途としては長方形が社章や市販車用、盾形がモータースポーツ用と分けられていたが、現在では本来の用途とは異なるかたちで使われることも多い。 盾形エンブレム下部にはSFの文字が刻まれており、レーシングチームとして知られているスクーデリア・フェラーリの頭文字に由来する。なお、スクーデリア (Scuderia)とはイタリア語で「馬小屋」を意味する。
中央の「跳ね馬」はイタリア語で「カヴァッリーノ・ランパンテ」と呼ばれ、第一次世界大戦の空軍エースだったフランチェスコ・バラッカが自身の飛行機につけていた紋章が元となっている。ただ、その紋章の由来には二つの説がある。

1つ目の説:当時の空軍では撃墜した飛行機のマークを戦利品として自身の戦闘機に張り付ける慣習があり、シュトゥットガルト市の紋章である跳ね馬を付けたドイツ機を撃墜した証として自身の戦闘機に貼りつけていたというもの。

2つ目の説:以前バラッカが所属していたイタリア陸軍騎兵連隊の紋章が基となり、空軍に移った後にその紋章を部隊のエンブレムにしたというもの。

1923年6月、創業者のエンツォ・フェラーリはサビオサーキットでのレースに勝利した後に、バラッカの母親であるパオリーナ伯爵夫人に会う機会があった。そこで伯爵夫人はエンツォに対して、跳ね馬をレース車両のエンブレムとして採用して貰うように頼み込んだ。元々、戦闘機の跳ね馬は赤色であったが、エンツォはバラッカが戦死した悲しみの印として黒色の跳ね馬を採用した。

エンツォは元々、アルファロメオのディーラー「カロッツェリア・エミリア・エンツォ・フェラーリ」の経営をしていた。その後、1929年にエンツォが設立したアルファロメオのレースチーム「ソシエタ・アノニーマ・スクーデリア・フェラーリ」がフェラーリの前身となっている。そのため1932年に誕生した初代の盾形エンブレムが装着されたのもアルファロメオのレースカーであった。第二次世界大戦を乗り越えて、1947年にフェラーリは設立された。

社名・ブランド名の「フェラーリ」は創業者であるエンツォ・フェラーリの名前に由来する。

マセラティ


MASERATI

マセラティエンブレム










マセラティのエンブレム・ロゴは同社の創業の地であるボローニャのマジョーレ広場にある、海の神ネプチューンの三叉の槍/銛「トライデント (トリアイナ:ギリシャ語)」に由来する。

社名・ブランド名の「マセラティ」は創業者であるアルフィエーリ・マセラティとエットーレ・マセラティ、エルネスト・マセラティの三兄弟の名前に由来する。マセラティは三兄弟により1914年に創業された企業である。創業当時の社名はソシエータ・アノニーマ・オフィチーネ・アルフィエーリ・マセラティであり、ボローニャの地で創業された。イタリアのスーパーカーメーカーの中では最も古い歴史を持つ。

エンブレムの三叉の槍/銛はマセラティ三兄弟の結束を表す。六人兄弟のうち、芸術家となった五男マリオ・マセラティによりデザインされたエンブレムである。企業ロゴとして使われる際は赤と青で彩られており、これらはボローニャの市旗の色に由来する。

ランチア


LANCIA

ランチアエンブレム
ランチアエンブレム









ランチアのエンブレム・ロゴは青い盾とステアリング・ホイールの上下に槍の先端を配置したデザインとなっている。1911年にイタリアの工業デザイナーであるカルロ・ビスカレッティ・ディ・ルフィア伯爵がデザインしたエンブレムから基本的な構成が変わることは無かったが、2007年の改訂で4本のスポークと旗付きの槍が廃止された。なお、ランチアはイタリア語で「槍」という意味である。

ランチアは1906年にヴィンチェンツォ・ランチアにより設立された、イタリアのトリノに本社を置く自動車メーカーである。1969年以降はフィアットグループの傘下、2021年以降はステランティス N.V. の傘下にある。

社名・ブランド名の「ランチア」は創業者であるヴィンチェンツォ・ランチアの名前に由来する。

ランボルギーニ


LAMBORGHINI

ランボルギーニエンブレム










ランホルギーニのエンブレム・ロゴには「Charging Bull」と呼ばれる猛牛が描かれている。その誕生と由来には、創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニの干支は牡牛座であり、定期的に闘牛のイベントに参加するほど強い興味を持っていたこと、また当時ブランド戦略を任されていたパオロ・ランバルディが関係していたと言われている。現在のエンブレムは1972年に誕生したもので、当時から殆ど変更されていない。

1962年4月、フェルッチオがトラクター製造で得た資金を原資にしてランホルギーニは設立された。自動車会社を創業することを決めたエピソードとしては、当時所有していたフェラーリ250GTの修理を依頼した際にフェラーリ側から冷たい対応を受けたこと。自らフェラーリのクラッチを修理した際に、フェルッチオの会社が製造していたトラクター用の部品が使われていて、それが約10倍の価格で販売されていて激怒したこと。これらがフェラーリへの強い反発心に繋がった。また、元から既存のスーパーカーに対する不満と重なって自動車業界への進出に繋がったと言われている。

社名・ブランド名の「ランボルギーニ」は創業者であるフェルッチオ・ランボルギーニの名前に由来する。なお、正式な社名は「ヌオーヴァ・アウトモービリ・フェルッチオ・ランボルギーニ SpA」である。

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