Home > 部品名の由来 自動車用語一覧 |
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部品名・用語 | 由来・語源・意味 |
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発動機 |
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エンジンengine |
エンジンはラテン語で「才能」「賢さ」を意味するインゲニウム (ingenium)が語源である。1300年頃のフランスではenginと表記し「戦争で使われる機械」を指すようになり、その後、仕掛け (trick)、 器具 (device)、機械 (machine)を指して用いられた。18世紀には「エネルギーを動力に変えるもの」という現代と同じ意味で使われるようになった。 |
レシプロエンジンreciprocating engine |
レシプロは英語で「往復運動」を意味するレシプロケーティング(reciprocating)の略で、ピストンの往復運動を原動力にしていることに由来する。 |
ガソリンエンジンgasoline engine |
ガソリンは英語のガス「gas」とアルコールやフェノール類の接尾辞である「ol」と不飽和炭化水素の接尾辞である「ine」に由来する。なお、ガスの語源は混沌を意味するギリシャ語 カオス「khaos(ラテン語ではchaos)」のフランドル風発音からであり、気体を研究したフランドルの医師であるヤン・ファン・ヘルモントが呼び始めたのが元になっている。「gasoline」という語はおもにアメリカで使われ、イギリスでは「petrol」と呼ぶことが多い。 |
ペトロールエンジンpetrol engine |
ペトロールは英語で「石油」を意味するペトローリアウム (petroleum)に由来する。なお、ペトローリアウム(petroleum)はラテン語の「石 = petra」+「油 = ōleum」に由来する。 |
ディーゼルエンジンdiesel engine |
ディーゼルは1892年に最初のディーゼルエンジンを考案したドイツの技術者の「ルドルフ・クリスチアン・カール・ディーゼル」の名前に由来する。 |
オットーサイクルotto cycle |
オットーは1876年に最初のオットーサイクルを考案したドイツの技術者の「ニコラウス・アウグスト・オットー (Nikolaus August Otto)」の名前に由来する。 |
アトキンソンサイクルatkinson cycle |
アトキンソンは1882年に最初のアトキンソンサイクルを考案したイギリスの技術者の「ジェームズ・アトキンソン (James Atkinson)」の名前に由来する。 |
ミラーサイクルmiller cycle |
ミラーは1947年に最初のミラーサイクルを考案したアメリカの技術者の「ラルフ・ミラー (Ralph Miller)」の名前に由来する。 |
エンストengine stall |
エンストは英語で「エンジンが失速、停止した」を意味する「engine stall」を略した用語である。日本では和製英語でエンジンストップと呼ばれることもある。自動車のエンジンが意図せずに停止してしまった状態を指す。 |
オイルoil |
オイルの語源はオリーブ (olive)に由来している。オリーブオイルを意味するラテン語「oleum」がフランス語「oile, huile」となり、その後英語「oile, oil」となった。 |
オイルパンoilpan |
オイルの語源はオリーブ (olive)に由来している。オリーブオイルを意味するラテン語「oleum」がフランス語「oile, huile」となり、その後英語「oile, oil」となった。 |
カムcam |
エンジンのカムはオランダ語で「櫛 (くし)」を意味する「kam」に由来する。エンジン内部のカムシャフト上に断面が卵型のカムが複数連なっており、エンジンの出力軸から得た回転をバルブ開閉の往復運動に変換している。 |
クランクシャフトcrankshaft |
クランクは英語で「曲折」などを意味する「crank」に由来する。「crank」は古期英語の「cranc」が語源となる。 |
バルブvalve |
バルブはラテン語で「弁」を意味するバルバ (valva)に由来する。バルブは液体や気体の配管など、流体が通る系統において設けられる流れの方向・圧力・流量の制御を行う機器の総称である。自動車のエンジンでは、燃焼の過程でバルブの往復運動および開閉することにより吸気と排気を行っている。 |
ピストンpiston |
ピストンは英語で「シリンダーの中で往復運動できる円筒または栓状の部材」を意味する「piston」に由来する。語源となるフランス語でもスペルと意味は同じである。 |
ボアbore |
ボアは英語で「内径、直径」などを意味する「bore」に由来する。古期英語で「刺し通す」を意味する「borian」が語源となる。ボアはエンジンのシリンダーの内径 (直径)を指す。 |
ストロークstroke |
ストロークは英語で「ひとかき、1往復」などを意味する「stroke」に由来する。 中期英語で「軽く触る」を意味する「strike」が語源となる。ストロークはエンジン内のピストンの移動量を指す。 |
過給機 |
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ターボチャージャーturbocharger |
ターボチャージャーの「ターボ」はラテン語で「かき回すこと」を意味するターバ (turba)が語源になっている。ターボチャージャーに欠かせないタービン (turbine)の形容詞形がターボ (turbo)となる。 |
スーパーチャージャーsupercharger |
スーパーチャージャーの「スーパー」は英語で「すばらしい」や「非常に」を意味するスーパー (super)に由来し、ラテン語で「上方の」「高い」を意味する「superus」が語源となっている。 |
インタークーラーintercooler |
インターは英語で「中間」を意味する「inter」に由来し、語源となるラテン語でもスペルと意味は同じである。 |
吸排気系 |
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キャブレターcarburetor |
キャブレターは英語で「炭化水素を混合する」を意味の動詞「carburet」に動作主名詞を形成する接尾辞「-or」または「-er」を加えたものである。 |
インテーク
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インテークは英語で「水・空気などの)取り入れ口、吸い込み(量)」などを意味する「intake」に由来する。 |
エキゾースト
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エキゾーストは英語で「使い尽くす、空にする」などを意味する「exhaust」に由来する。 |
ストイキstoichiometry |
ストイキは英語で「理論空燃比」を意味する「stoichiometry,stoichiometric」を略した用語である。混合気中の酸素と燃料が過不足なく反応する時の空燃比を理論空燃比という。例えば、ガソリン1gの理想的な燃焼には空気14.7gが必要であるため、ガソリンにおける理論空燃比は14.7となる。理論空燃比よりも濃い混合気の状態を混合気がリッチであるといい、薄い状態をリーンであるという。 |
触媒
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触媒 (キャタライザー)は明治時代の化学者が英語の「catalyser」、ドイツ語の「katalysator」を翻訳して生まれた用語である。 |
マフラーmuffler |
マフラーは英語で「包む」「覆う」を意味する「muffler」に由来する。音を消したり抑えるために包むことから消音器としてのマフラーに繋がる。語源としては「手袋」を意味する古フランス語「moufle」、古ラテン語の「muffula」に由来し、円筒状で毛皮製の婦人用手の防寒具の「マフ (muff)」も同じ語源である。 |
冷却系 |
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ラジエーターradiator |
ラジエーターは英語のラジエイト (radiate)に動作主名詞を形成する接尾辞「-or」または「-er」を加えたものである。ラテン語で「放射状雲」のような意味の語句が語源になっている。 |
クーラントcoolant |
クーラントは英語で「冷却液」などを意味する「coolant」に由来する。エンジンなどの内部の熱・摩擦熱を下げる冷却剤を指す。 |
懸架装置 |
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サスペンションsuspension |
サスペンションは英語で「ぶら下げる」を意味する「suspension」に由来する。ラテン語の「suspēnsiō」が語源となる。 |
ダブルウィッシュボーン式サスペンションdouble wishbone suspension |
ダブルウィッシュボーンの「ウィッシュボーン」は英語で「鳥の叉骨」を意味する「wishbone」のことであり、鳥の叉骨の形に似たA字型のアームを上下に「double (ダブル)」で有することに由来する。一般的にはアームの形状に関わらず、上下2組のアーム (アッパーアームとロアアーム)で構成されるサスペンションの総称となっている。ダブルウィッシュボーン式は構造上コストが高く、スポーツカーや中型クラス以上の車に採用されることが多い。 |
ストラット式
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ストラットは英語で「支柱」を意味する「strut」に由来する。ショックアブソーバー(ダンパー)とスプリングを一体としたものがサスペンションアームを兼ねる構造で、そのアッパー部分が固定されるボディで路面からの入力を受け止めることになる。考案者のアール・マクファーソンにちなんでマクファーソン・ストラット (MacPherson Strut)式とも呼ばれる。ストラット式は多くの自動車の前輪に採用されている。 |
リーフスプリング式
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リーフスプリングの「リーフ」は英語で「葉」を意味する「leaf」に由来する。コイルスプリングが無い代わりに長さに違う細長い板状の鋼を数枚重ね合わせ、板のたわみで衝撃を吸収する構造。リーフスプリング式は堅牢な構造を有するためトラック等で多く採用されている。日本では板バネと呼ばれることもある。 |
外装 |
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ピラーpillar |
ピラーは英語で「支柱」を意味する「pillar」に由来する。自動車のボディーと屋根をつなぐ支柱のことで、フロント側からリア側にかけてAピラー、Bピラー、Cピラー、Dピラー…となる。 |
燃料 |
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ガソリン燃料gasoline |
ガソリンはガス (英語:gas)とアルコールやフェノール類の接尾辞である「ol」と不飽和炭化水素の接尾辞である「ine」の組み合わせに由来する。なお、ガスの語源は混沌を意味するギリシャ語 カオス「khaos (ラテン語ではchaos)」のフランドル風発音からであり、気体を研究したフランドルの医師であるヤン・ファン・ヘルモントが呼び始めたのが元になっている。「Gasoline」という語はおもにアメリカで使われ、イギリスでは「Petrol」と呼ぶことが多い。 |
レギュラーガソリンregular gasoline |
レギュラーは英語で「通例・通常のもの」を意味する「regular」に由来する。日本のガソリンの中で最も多く消費されているガソリン。オクタン価は89以上96未満と定義されている。 |
ハイオクガソリンhigh-octane gasoline |
ハイオクはハイ・オクタン価の略である。ガソリンは主に「C8H18」という石油成分から出来ており、その殆どはオクタンという存在で結合しているが、中にはイソオクタンという構造で結合した「C8H18」が存在する。イソオクタンの割合が高いガソリンをハイ・オクタン価のガソリンと呼ぶ。オクタン価は96以上と定義されている。一般的にハイオクの方がレギュラーよりも燃えにくく、燃焼時の高い圧縮に耐えることで異常燃焼を抑えられる特徴を持つ。海外では通常、プレミアム(ガソリン)と呼ばれることが多い。 |
ディーゼル燃料diesel |
ディーゼルは1892年に最初のディーゼルエンジンを考案したドイツの技術者の「ルドルフ・クリスチアン・カール・ディーゼル」の名前に由来する。 |
軽油diesel |
重油よりも比重が軽いため軽油と名付けられた。別名ディーゼル燃料とも呼ばれる。 |
安全装置 |
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SRSエアバッグSRS airbag |
SRSは「Supplemental (補助), Restraint (拘束), System (装置) 」の頭文字に由来する。シートベルトの補助的役割を担い、シートベルトの動きに合わせてガスで袋体を膨らませて乗員への衝撃を緩和する装置。1974年にGM ビュイック車用装備として、1980年にダイムラー・ベンツがSクラス用装備として実用化したことを皮切りに普及が進んだ。 |
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